「介護脱毛」の注目度が上昇中！いつからはじめるべき？
何度処理しても繰り返し生えてくるムダ毛は、私たち人間にとって永遠の課題とも言える存在ではないでしょうか。
自身で一本も残らないほど丁寧に毛の処理を行ったとしても、しばらく時間が経てばまたムダ毛は生えてきてしまいます。
そこで役立つのが、エステサロンやクリニックで受けられる脱毛施術です。
光脱毛やレーザー脱毛などを受けることで永久脱毛を行うこともでき、繰り返し生えてくるムダ毛の処理から解放されるでしょう。
その中でも、みなさまは介護脱毛という言葉をご存知でしょうか。
今回は、高齢化が進む日本において現在注目を集めている介護脱毛について、わかりやすくご紹介いたします。
介護脱毛の目的
人間は誰しも老いていくものです。
若い頃どんなに健康だった方も寄る年波には勝てず、いずれは体のあちこちに不調をきたし、一人ではできないことが次第に増えていきます。
日常生活に支障が出てくると、中には介護を受ける方もいらっしゃるでしょう。
介護には、トイレでの排泄やお風呂への入浴などが含まれます。
必然的に人前に肌を晒すことになるため、デリケートゾーンなども他人に見られてしまうことになります。
入浴やトイレの介護を受けるだけでも心理的なハードルがあるのに加え、毛の処理ができていない状態を見られることに、精神的な苦痛を感じる方も多くいらっしゃいます。
しかし、老化によって体の自由が利かなくなった状態で、定期的に全身の毛の処理をするのは簡単ではありません。
関節などに痛みがあって可動域が狭くなっている場合、自分で処理をしようにも手が届かない箇所も増えてくるでしょう。
そんなお悩みへの対策として注目を集めているのが、介護脱毛です。
介護脱毛とは、自分が介護を受ける状態になった時のことをあらかじめ想定して、自分の精神的負担と介護者の負担を減らすために、あらかじめ脱毛を受けておくという考え方です。
光脱毛やレーザー脱毛によって永久脱毛を行うことで、その部位の毛は生えてこなくなるため、体の自由が利かなくなったとしても毛の処理に悩まされることはありません。
介護脱毛は、男女を問わず需要が増えており、積極的に老後に備えるポジティブな発想として現在注目を浴びています。
特に脱毛の希望が多いのはVライン、Iライン、Oラインなどのデリケートゾーンであり、その件数は年々増加しているのです。
まだ介護を受ける年齢ではない40代からも介護脱毛の需要があり、実に幅広い年代が脱毛の施術を受けているというデータもあります。
介護脱毛のメリット
介護脱毛を受けることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず大きなメリットとして挙げられるのが、本人の精神的な負担の軽減です。
老いて介護を受けるようになることは、介護を行う方だけでなく本人にも大きなストレスがかかります。
手間をかけて申し訳ないという気持ちや恥ずかしさなどが相まって、介護を受け始めてから気力や若々しさが失われてしまったという方も少なくありません。
そこで、介護脱毛を受けることで、恥ずかしさという精神的な負荷をいくらか軽減することができます。
さらに、デリケートゾーンの毛を処理しておくことは衛生面でもメリットが大きいです。
例えば、体の自由が利かなくなった高齢者は排泄時の拭き取りが甘くなってしまうことがあり、毛に残った汚れから炎症を起こしたり、悪臭の原因となってしまったりするケースが多々見られます。
陰部のムダ毛は汚れの温床となりますが、これをあらかじめ処理しておくことで、衛生的な状態を保ちやすくなるのです。
また、介護をする側にとっても、毛がないことで介護時のケアの手間が大きく軽減されます。
具体的にはオムツの交換時の拭き取りが簡単になるうえ、悪臭も軽減されるため、介護側の精神的な負担を減らすことができるでしょう。
介護者の負担を減らすことは、転じて介護を受ける側の精神的な負担を減らすことにもつながります。
家族から介護を受ける場合は、介護の負担から家族関係がぎくしゃくしてしまうというケースも見られますが、介護脱毛はそういった事態を未然に防ぐためにも非常に有効だと言えるでしょう。
介護脱毛のデメリット
メリットだけを見れば良い面ばかりに思える介護脱毛ですが、デメリットや不便な点も存在しています。
第一の問題点として挙げられるのが、脱毛施術を受けられる期間に限りがあるという点です。
現在主流な脱毛法として、エステやクリニックで行われている光脱毛やレーザー脱毛は、いずれも照射した光を毛のメラニン色素に反応させることで施術を行います。
メラニン色素の黒さに反応して高熱を生むことで、毛根にダメージを与えて永久脱毛を実現していくのです。
そのような仕組み上、毛が白髪になってメラニン色素が失われてしまうと脱毛施術を受けることができなくなってしまいます。
そのため、体毛が白髪になる前に施術を受け始めなければなりません。
続いて、脱毛施術には痛みが伴うという点がデメリットとして挙げられます。
皮膚に光を照射して高熱を発生させたタイミングでチクチクとした痛みを感じることがあり、人によってはこれを負担に感じてしまうこともあるでしょう。
ただし、脱毛の施術時に麻酔を利用できる場合もあるため、不安に思う方はクリニックに相談してみましょう。
施術を受けた後の肌は熱を持って乾燥し、非常にデリケートな状態です。
数日の間は保湿などのケアを慎重に行わなければならず、大変さを感じてしまうこともあるかもしれません。
また、脱毛施術は肌に負担がかかるため、複数回に分けて通わなければならないことがほとんどです。
脱毛を受ける面積によっても施術回数は変わりますが、大抵の場合はまだ毛が黒くなっている働き盛りの時期に脱毛を受ける必要があるため、時間をうまく捻出する必要があります。
また、複数回施術を行うにはまとまった費用も必要です。
エステとクリニックのどちらで施術を受けるか、どの程度の回数になるかによっても費用が変わるため、まずは相談して見積もりを出してもらうと良いでしょう。
いつ脱毛をはじめればいいの？
脱毛を受ける時期については、受ける施術によって変わります。
現在の主流である光脱毛やレーザー脱毛を受ける場合は、白髪が増えてしまう年齢より前に施術を受けておく必要があります。
ただし、白髪になってしまうと脱毛する手段がなくなるというわけではありません。
光脱毛やレーザー脱毛よりも前に主流だったニードル脱毛という手法は、たとえ白髪になったとしても受けることが可能です。
しかし、ニードル脱毛は痛みが強く、費用も光脱毛とレーザー脱毛に比べて高くなりがちであるという欠点を持っています。
リーズナブルに効率よく脱毛を済ませたいのであれば、体毛に白髪が増えていくよりも前の段階で脱毛を始めていく必要があります。
まとめ
今回は、老後の備えとして役立つ介護脱毛について、さまざまな情報をお届けいたしました。
光脱毛やレーザー脱毛は白髪になると施術することができないため、それらの脱毛方法を検討している方は、早めに行動することが大切です。
施術を受けるには大変な面もいくつかありますが、それを補って余りあるほど多くのメリットを受けられるのも介護脱毛の特徴です。
自分にも周囲にも有用な介護脱毛を、将来のために一度検討されてみるのはいかがでしょうか。
