脱毛後に運動してもいい?施術後の肌の状態を解説
男性の身だしなみにおける重要な要素の1つが、ムダ毛の処理です。
毛の多さや生え方、悩みには個人差がありますが、ムダ毛に悩まされがちな方にとってメンズ脱毛は問題を解決するための有効な手段となってくれます。
しかし、脱毛は肌に負担がかかるというリスクも含んでおり、複数ある脱毛法のいずれも施術後にはしっかりとケアを行わなければなりません。
例えば、健康とスタイルを保つために日々の運動は大切ですが、果たして脱毛後に運動をしても問題ないのでしょうか。
今回は、脱毛と運動の関係についてわかりやすくご紹介いたします。
脱毛後に運動しても大丈夫?
脱毛は肌に負担をかける行為ですが、運動そのものが肌に与えるダメージはそれほど大きなものではありません。
脱毛をしたからといって運動が長期にわたって制限されるということはないため、そこまで心配をする必要はないでしょう。
しかし、脱毛施術を受ける直前と受けた直後は運動を避けた方が良いとされています。
というのも、脱毛は基本的に光やレーザー、電流などの熱を利用して毛にダメージを与えていきます。
光脱毛・レーザー脱毛であれば毛に含まれているメラニン色素に光を反応させて、瞬間的に高熱を発生させます。
これによって脱毛を行い、毛が生えないようにしていくというのが施術の仕組みです。
また、ニードル脱毛と呼ばれる手法の場合は毛穴に針を刺し、そこに電流を流していきます。
こちらも電熱によって毛にダメージを与えるものであり、肌に熱の負担がかかってしまうことは避けられません。
ここで発生した熱は施術が終わった後にも肌の内側にこもっており、しばらく時間が経たなければ冷めません。
そのため、施術後に運動を行い、肌の温度が上昇してしまうと、肌へのダメージが多重に及んでしまうリスクがあるのです。
加えて、運動をして一度体温が上昇すると、肌の状態が不安定になります。
さらに、肌に汗や雑菌などが残っていると、炎症などの肌トラブルの原因にもなりかねません。
たとえ、シャワーなどで汚れを落とし肌の表面を冷やしたとしても、肌の深い部分に蓄積された熱が取れるまでには時間がかかるものです。
そのため、施術当日の運動や温泉、岩盤浴への入浴などは極力避けるようにしましょう。
他にも、屋外の運動で日焼けをすると、日焼けによって発生したメラニン色素が光やレーザーに反応してしまうため、これらを利用した脱毛を行うことはできなくなります。
日焼けを伴うような運動は、前日だけでなく脱毛施術を受ける前にはできる限り避けるようにしましょう。
運動を再開して良いタイミング
脱毛後に運動を再開して良いタイミングは、具体的にいつ頃なのでしょうか。
軽めの運動であれば再開できるタイミングは早く、施術の翌日には再開しても問題ありません。
しかし、肌に蓄積された熱は比較的長く残っています。
施術直後の赤みやヒリヒリとした感覚がなくなったからといって、肌が元の状態に戻っているとは限りません。
また、施術直後は見た目にはわからないダメージが肌に残っていることもあります。
そのため、激しい発汗や体温の上昇を伴うような運動は避けた方が良いでしょう。
具体的には施術を受けてから2、3日は激しい運動を行わない方が良いとされています。
もし、この期間内に激しい運動を行うと、肌に赤みやひりつきが起きるリスクがあります。
運動による熱や汗、雑菌などに反応して普段とは違う痛みなどを感じる場合もあるため、様子がおかしいと感じたらすぐに運動を中止しましょう。
肌の強さには個人差があるため、2、3日という期間もあくまで目安でしかありません。
普段との違いを感じた場合は無理をせず、慎重に運動を再開していくのがおすすめです。
もし、肌に赤みや痒みなどが出た場合には、しっかりと肌を冷やしましょう。
濡らして冷やしたタオルやガーゼなどの布で保冷剤をくるんだものを、患部にあてがうことで肌の熱を冷ましていくのが有効です。
十分に冷やした後は、化粧水やローションなどで保湿を行いましょう。
脱毛後の肌にはダメージが残っているということを十分に認識し、労わってあげることが重要です。
肌に症状が出てから2、3日が経過しても症状が治まらない場合は、施術を受けたお店や病院に相談しましょう。
施術後の肌の状態は?
脱毛施術を受けた後の肌の状態は日焼けした肌に似ています。
熱を受けたことによって肌の水分が蒸発し、乾燥した状態になっているのです。
乾燥した肌からは、人間の体が本来持ち合わせているバリア機能が低下したり、失われたりしています。
そのため、小さな刺激にも反応しやすくなっており、汗や体温上昇にも過敏に反応して肌トラブルを起こしてしまいがちです。
場合によっては、脱毛施術を受けた箇所の毛穴や組織に炎症が起きる場合もあります。
また、肌の強さは個人差が大きく、適切な施術を受けたとしても炎症が起きないとは限りません。
施術後のケアをしっかりとすることですぐに炎症はおさまりますが、ケアをせずに放置するとダメージが尾を引いてしまうことがあります。
運動や日焼け、ケア不足などが重なると肌荒れや色素沈着などのトラブルを引き起こす可能性もあるため、肌のケアは怠らず十分行うようにしましょう。
特に重要なのが乾燥を補う保湿であり、ローションやオイルなどを使った保湿を毎日行うことでこれまでご紹介したリスクを大きく低減させることができます。
脱毛は基本的に一度だけでは終わらず、複数回の施術を受ける必要があるのが特徴です。
日々の保湿を徹底することで、脱毛の施術後に起こる肌の乾燥を軽減するだけでなく、次回以降の施術に伴う痛みを軽減することにもつながります。
さらに、埋没毛の処理も適切に行われやすくなり脱毛効果を高めることもできますので、常に肌の保湿を意識しておくようにしましょう。
気を付けたいポイント
バリア機能が低下した肌は、通常時と比べて紫外線などにも弱くなっていることに注意が必要です。
弱った肌は日焼けをしやすく、日焼け止めなどのケアをうっかり忘れてしまうと普段よりもひどい日焼けとなることがあります。
すると、肌にシミが残りやすくなってしまうのです。
屋外での運動時には、肌に合った日焼け止めの使用を徹底するようにしましょう。
また、運動時の汗をタオルで拭う際にも気を付ける必要があります。
脱毛で弱った肌は摩擦にも弱くなっており、無造作に肌を拭ってしまうと痛みを感じることがあるのです。
肌を拭く際には上からタオルを押し付けるような動きを意識しましょう。
加えて、運動後の汗や防臭対策として使用する制汗剤やデオドラントスプレーにも注意が欠かせません。
制汗剤やデオドラントスプレーに含まれる清涼感を与えるための成分は、肌への刺激物となることがあります。
使用して痛みや痒みが出た場合には速やかに洗い流し、肌のケアをしっかりと行いましょう。
これらのトラブルを予防するためには肌の保湿だけでなく、体内の水分を増やすことも有効です。
意識して水分を取ることで、肌にも潤いを与えることができます。
まとめ
今回は、脱毛と運動の関係性や脱毛に伴う肌トラブルについて、さまざまな情報をお届けいたしました。
身だしなみのために行った脱毛でトラブルを起こしてしまわないよう、リスクを伴う行動はできるだけ避けていきましょう。
正しい知識を持って脱毛の施術に臨み、ぜひ快適な生活を手に入れてください。
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