脱毛・自己処理のメリットデメリットと脱毛サロンに行く前の自己処理のやり方

抜いても剃っても生えてくるムダ毛の処理は、多くの方にとって共通の悩みではないでしょうか。
毎日のように生えてくる毛の処理を繰り返していると手間がかかってしまうため、面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
毛を処理することは、外見の清潔感につながります。
例えば、人の目につきやすい部位の毛の処理をするだけでも、清潔的な印象を与えることが可能だといえるでしょう。
また、ヒゲが似合う方はそれをファッションとして取り入れることもできますが、眉毛は放っておくと眉の輪郭がボケてしまったり、眉が繋がって見えたりなど見た目の印象が悪くなってしまいます。
他にも、処理すると見た目の印象が良くなる毛が存在しているため、ムダ毛処理を検討することをおすすめします。
そこで今回は、ムダ毛の自己処理に焦点を当てて、さまざまな情報をお届けしたいと思います。
ムダ毛って自己処理できるの?

ムダ毛を完全に処理する方法として、最も有効なのはエステサロンやクリニックでの脱毛です。
サロンでの脱毛は美容脱毛、クリニックでの脱毛は医療脱毛というジャンルにそれぞれ分かれていて、専用の器具による光やレーザーを用いて脱毛施術を行っていきます。
どちらの脱毛方法を選択しても、完全に脱毛が済むまで定期的に通い続けなければなりません。
しかし、脱毛の方法はそれだけではありません。
毛抜きを使って自分で行う脱毛はご存じかと思いますが、その他にも市販されている脱毛器や脱毛クリームなどを目にされたことがある方も多いのではないでしょうか。
これらを使って行う自己処理は、どれほどの効果を得られるものなのでしょうか。
結論から言うと、ムダ毛の自己処理はある程度までは方法によっては不可能ではないものの、さまざまな弊害があるため、あまりおすすめはできません。
次の項目で、自己処理方法ごとのそれぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
脱毛・自己処理のメリットとデメリット

最もポピュラーな自己処理方法として、毛抜きで一本一本ムダ毛を抜いていく方法が挙げられます。
毛抜きはコンビニや薬局、100均などさまざまな場所で安価に売られているため、普段はこの方法で処理を行っているという人も多いのではないでしょうか。
毛抜きでの自己処理の最大のメリットは、とにかく手軽であるという点だといえます。
毛抜きを手に入れることが簡単であるのに加え、ピンセットのような形状の毛抜きで毛を一本一本摘んでいくのは、根気こそ必要ですが、特別なスキルは必要としません。
鏡のみあればどこでも好きな体勢で行うことができ、短時間でササッと処理することが可能なため、トップクラスに利用しやすい脱毛法だと言えるでしょう。
細かい場所の毛をピンポイントで整えることができるという点も、毛抜きでの脱毛のメリットと言えます。
反面、毛抜きでの脱毛は大きなデメリットも持っています。
毛抜きで処理しようとすると、毛の周りの皮膚がまとめて剥がれてしまうことがあるのです。
皮膚に少しずつダメージが蓄積されていってしまうことを避けることができず、ちょっとしたきっかけで肌のトラブルに繋がっていってしまうリスクは無視できません。
例えば、無理に毛を引き抜こうとしたタイミングで、皮膚の下に毛が埋まってしまう埋没毛ができてしまうケースが見られます。
埋没毛は黒ずんでいて見た目が良くないだけでなく、炎症を起こしてさらなる皮膚トラブルへと発展していくことがあるため、毛抜きでの脱毛はあまりおすすめできません。
また、カミソリやシェーバーでの毛の処理も埋没毛を生み出してしまうことがあります。
シェービングフォームやジェルを使うことでリスクを低減することができますので、やむなく使用する場合には、これらを併用するようにしましょう。
脱毛ワックスや除毛クリーム、市販の除毛器での処理も、自分でできる脱毛法としては比較的ポピュラーです。
メリットとしては、商品にもよりますが毛そのものをある程度すっきりと除去できる点が挙げられます。
緊急でムダ毛の処理をしたいという時の手段としては、活用できるかもしれません。
しかしデメリットも大きく、これらの脱毛法は肌に大きく負担をかけてしまいます。
無理な脱毛で肌にダメージを与えると、皮膚から水分が失われて乾燥していってしまうリスクがあります。
乾燥は埋没毛を生み出す原因となるため、これらの脱毛法もリスクが伴うことを認識しておきましょう。
脱毛サロンに行く前の自己処理
自分で処理する脱毛にはデメリットが伴うことを紹介させていただきましたが、脱毛のためにサロンへと行く前には自己処理をする必要があります。
なぜ脱毛をしにいくのに自分で処理しなければならないのか不思議に思われるかもしれませんが、これは脱毛サロンでの脱毛方法が理由です。
脱毛サロンやクリニックで脱毛に用いられる光やレーザーは、皮膚の表面に長いムダ毛が残っていると本来の機能を発揮できません。
脱毛のためにはしっかりと毛の根幹に熱を与えていく必要があるため、十分な脱毛効果を得られるよう、事前に自分で処理をしていかなければならないのです。
基本的な自己処理のタイミング目安は、脱毛のためにサロンやクリニックにいく前日、もしくは2日前に処理を行っておくのがおすすめです。
当日に処理をしてしまうと、処理と施術の両方の負担が一度に肌へかかってしまい、施術時の痛みが強くなってしまうこともあります。
そのため、避けた方が無難だといえるでしょう。
また、3日以上前だとせっかく処理しても再び毛が生えてきてしまうことがあるため、こちらもおすすめできません。
毛の長さについては2ミリ以下になっていれば十分な脱毛効果が得られますので、過度に深剃りをする必要はありません。
施術前に皮膚が炎症を起こしてしまわないよう、軽めの処理をしておくくらいの感覚でいれば問題ないでしょう。
せっかく通ったのに十分な効果が得られなかったということがないよう、自己処理を忘れないようにしておきましょう。
自己処理の注意点

自己処理の際にできてしまいやすい埋没毛は、基本的に自己処理をすることができません。
肌に黒い点ができたように見えるため、早めに自己処理をしたいと思うかもしれませんが、埋もれてしまっているため処理が大変難しいのです。
皮膚の表層に近い部分に留まっている埋没毛は、保湿を欠かさずターンオーバーを促すことで消えてくれる可能性があります。
しかし、深い層に埋まってしまっているものだとそれも困難であり、仮に爪などで押し出そうとしてしまうと肌を痛めてしまいます。
無理な処理をしようとすると消えない痕が残ってしまう可能性もありますので、埋没毛については皮膚科へ行くことで対処するようにしましょう。
まとめ
今回は多くの人がしているであろうムダ毛の自己処理について、さまざまな情報をお届けいたしました。
ムダ毛の処理は、サロンやクリニックでの脱毛が最も信頼性が高い手段ですが、通う時間がなかったり金銭面が気になったりなど、気軽に通うことが難しいこともあるでしょう。
どうしても自己処理をしなければならない場合には、無理な脱毛をしないように心掛け、処理後は十分な保湿を行ってください。
正確な知識を持っておくことで、無理なくムダ毛の処理と付き合っていけるはずです。
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