家庭用脱毛器と脱毛サロンの違いは?キレイな肌が目指せる方法を解説

全身のさまざまな箇所に繰り返し生えてくるムダ毛の処理は、多くの方にとって共通の悩みではないでしょうか。

 

脱毛は女性だけではなく、男性にとっても悩ましい問題です。

 

そんな体毛の処理において有効に活用できるツールの1つとして、家庭用脱毛器が挙げられます。

今回は、家庭用脱毛器についてのさまざまな情報と、脱毛サロンとの違いなどをご紹介いたします。

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家庭用脱毛器ってどんなもの?

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みなさまは、家庭用脱毛器とは一体どんなものなのかをご存知でしょうか。

普段の毛の処理にはシェーバーなどを使っていて、家庭用脱毛器については詳しく知らないという方も中にはいらっしゃるのではないかと思います。

 

家庭用脱毛器と一口に言ってもさまざまな種類がありますが、最も主流なものはフラッシュ式と呼ばれる手法を用いた商品です。

これはエステサロンなどで受けられる光脱毛という手法と同様ですが、光の出力レベルを専門店よりも下げたものになります。

光脱毛は肌に光を照射し、ムダ毛に含まれるメラニン色素に光を反応させて、毛に高熱を与えるのが特徴です。

 

瞬間的に70℃ほどの熱を与えられた毛にダメージが入り脱毛できるというのが、光脱毛の仕組みになります。

家庭用脱毛器のフラッシュ式もこれとほぼ同様の仕組みであり、自宅で手軽に疑似的な光脱毛を行えることで人気です。

 

他にも、レーザー式脱毛器と呼ばれる種類のものも、家庭用脱毛器として広く流通しています。

こちらは専門のクリニックで受けられるレーザー脱毛を模した機能を備えており、フラッシュ脱毛に比べてより出力の高いレーザーによって脱毛を行うことが可能です。

 

医療用レーザーは専門医にしか扱うことができないため、レーザー式脱毛器はクリニックで受けられるものと比べると大きく出力で劣ります。

しかし、フラッシュ式の家庭用脱毛器に比べると高い効果を得やすいとされており、毛の量や強さによってはレーザー式脱毛器の使用を検討してみるのも良いでしょう。

 

ただし、顔やデリケートゾーンには使用できないことも多いため、どのような用途を想定しているかによって使い分ける必要があります。

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脱毛サロンとの違い

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家庭用脱毛器と脱毛サロンなどとの大きな違いは、出力レベルです。

光脱毛は、専門の脱毛サロンにしか扱えない専用機器を用いる脱毛法であり、家庭で脱毛サロンと同等の出力レベルの光を扱うと、事故につながってしまいかねません。

 

実際にサロンで施術を受ける場合も皮膚には負担がかかってしまうため、施術後は入念にケアをしなければ肌トラブルを起こしてしまうことがあります。

これは施術によって皮膚に熱を加えるため、水分が失われて皮膚が乾燥してしまい、一時的にバリア機能が失われてしまうからです。

そのため、施術後数日は激しい運動が禁止になるほか、1週間程度は温泉への入浴も禁止となります。

また、雑菌による感染を防ぐ、温度の上昇による肌へのダメージを予防するなど、慎重な対応が求められます。

 

レーザー脱毛は光脱毛よりもさらに出力が高く、エステサロンではなく専門のクリニックでしか施術を受けることができません。

光脱毛と同様に肌へのダメージが伴うため、肌を清潔に保って無理をさせない、しっかりと肌を保湿するといったケアを行う必要があります。

 

専門家が扱ったとしても肌へのダメージを避けられないのがこれらの脱毛法であるため、サロンやクリニックで扱うのと同じ出力のものを家庭で扱うことはできません。

 

必然的に家庭用脱毛器は光やレーザーの出力が抑えられたものであるため、効果が低くなる一方で、肌へのダメージやリスクをある程度避けられるのが特徴です。

また、サロンやクリニックでの脱毛は、生涯毛が生えてこなくなる永久脱毛を目指すことができますが、家庭用脱毛器の出力では永久脱毛を実現することはできません。

 

そのため、家庭用脱毛器を使用する場合は、定期的に自分で毛の処理をする必要があります。

方法は似ていたとしても、実際の用途は少し異なるものだと理解しておきましょう。

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家庭用脱毛器の価格

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ここまで家庭用脱毛器の大まかな性能と特徴をご紹介しましたが、価格について気になる方もいるでしょう。

 

家庭用脱毛器はさまざまなメーカーから多くの製品が出ており、価格帯は性能によってまちまちです。

安いもので1万円台半ばから、高いものでは4万円台までの範囲に収まっているものが多いです。

そして、人気の高い機種は2万円台から3万円台の間に集中しており、この価格帯が基本的な相場と言えるでしょう。

家庭用脱毛器は繰り返し使用することが前提となる道具であるため、安さだけに着目するよりも、ある程度性能面に着目して選ぶことをおすすめします。

 

例えば、商品ごとに目安となる使用回数が記載されていますので、耐久性の高いものを選ぶと長く使用することができます。

このほか、光の照射面積も家庭用脱毛器を選ぶ際に注目したいポイントです。

 

この面積が広いほど短い時間でお手入れを済ませられるようになります。

照射面積が狭いと照射回数も増えてしまい、思ったよりも早く使用回数の限界を迎えてしまうということにもなりかねません。

 

また、光の出力を調整できるかどうかも確認しましょう。

家庭用脱毛器を初めて使う時には痛みを感じてしまうことも多いため、出力を落として調整することができる商品であれば安心です。

 

ある程度慣れた後に出力を上げていくことで、効率良く脱毛を行うことができます。

もう1つ選ぶ際に気を付けたいのが、自分が家庭用脱毛器に対してどんな用途を想定しているかという点です。

 

腕や脚、胴体などの脱毛を想定している場合は、対応している脱毛器が多いため特に問題ありませんが、顔やデリケートゾーンの脱毛を行いたい場合には選び方に注意が必要です。

 

中には、顔やデリケートゾーンへの照射ができないタイプの商品もあるため、その可否をしっかりと確かめて選ぶようにしましょう。

 

必要な機能を取捨選択していくと、自分が求めている家庭用脱毛器の特徴が次第にわかってくるようになります。

予算と照らし合わせつつ、安さだけでなく機能面を確認して目的に応じたベストなものを選んでください。

家庭用脱毛器のメリット・デメリット

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家庭用脱毛器のメリットとして挙げられるのは、自分ひとりで行えるという手軽さです。

家庭用脱毛器であれば、いつでも思い立った時に脱毛を行えるため、日時などを気にしないで済むという点がメリットです。

 

一方で、脱毛効果はサロンやクリニックと比較した際に劣ってしまうという点が、デメリットと言えるでしょう。

例えば、家庭用脱毛器の出力では永久脱毛を行えないので、生えてくるたびに脱毛が必要になるという点が億劫に感じるかもしれません。

 

そのため、毛の処理が面倒に感じる方は、サロンやクリニックでの永久脱毛を検討してみることをおすすめします。

まとめ

今回は家庭用脱毛器の機能や価格、サロンとの違いなどについて、ご紹介いたしました。

脱毛の品質で比較すると、家庭用脱毛器で行う脱毛よりも専門的な脱毛施術が優れています。

 

しかし、コストパフォーマンスや時間の制約などを考えると、お互いに一長一短があります。

そのため、自分のライフスタイルに合った最適な脱毛方法を選ぶことが大切です。

ニーズに合った脱毛方法を選んで、生活の質を向上してみましょう。